阪神・岩崎優投手（２７）が２９日、故郷の静岡の草薙球場で「プロ野球静岡県人会　野球教室＆チャリティートークショー」に参加した。地元の子供に「誰？」と言われたことを明かして、発奮。来季は全国に名をとどろかせる活躍を誓った。

子供は正直で、ときに残酷！？　関西では名の知れた通算１７５試合登板を誇る左腕・岩崎も、阪神戦の中継が少ない地元・静岡ではまだまだだった－。あいさつのためにマイクをにぎると、自虐ネタで笑わせた。

「（野球少年に）『誰？』といわれて辛かった（笑）。覚えてもらえるように頑張ります。以後、お見知りおきを！」

約１時間半の野球教室ではキャッチボールなどで交流。だが子供らにとっては２年連続で６０試合以上に登板し、虎のブルペンに欠かせない“縁の下の力持ち”の仕事っぷりは分かりづらいか…。

「こっち（静岡）では阪神戦（の中継）はしていないと思いますし。たくさん投げて活躍して、多くの人に知ってもらえるように。そうなりたい」

ちなみに、その後のチャリティートークショーでは参加者に岩崎ファンが大勢。急きょ、プレゼンターも務めるほど、大人にはさすがの認知度もみせつけた。

先発再転向も視野にいれ、現在は静岡県内でランニングを中心に汗を流している。来季はもっともっと活躍し、老若男女、そして全国区のスターとなる。
https://www.sanspo.com/baseball/news/20181230/tig18123005030007-n1.html

チャリティー抽選会で当選した子供にサイン入りジャケットを掛けてあげる阪神・岩崎優（中央）と、右から、オリックス・増井浩俊、日本ハム・浦野博司＝このはなアリーナ（撮影・門井聡）